ミズたたき

「かあさん」に配達に行って「ミズ」をもらった。

そういえば、昨日、ミズを取りに行くと言っていた。

根元が赤紫の山採れ新鮮なミズである。

「初物だ」と言ったら、

「んだが!おらだは、3回も4回も食ったで。」と言う。

「熊、大丈夫だが。」と聞いたら

「熊、おかねがったども、買えばたげしてな。」と言う。

死んでしまえば元も子もないのにと不謹慎な事を思いながらも、有難くもらってきた。

北宇の料理長は面倒くさいを連発していた。

炒めれば楽なのだろうけど、やはりこの際は「ミズたたき」が食べたいのだ。

ぶつぶつ言いながら、皮を剥き、棍棒で叩き、包丁で叩き、

すり鉢の中で山椒の実を摺りつぶし、味噌を混ぜて出来上がるのだ。

これを白飯の上に乗せて掻き込む。

ザクザクの食感と、舌が痺れるくらいの山椒とその香りと味噌が初夏を連れて来ます。

ミズの端っこは味噌汁にしていただくのだが、山椒の痺れを流すと共に、このサクサク感もまた嬉しい。

そろそろ、料理も覚えないとな。

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