15日目の「浦城」

日々寒くなってきました。お酒が美味しくなるにはよい環境です。

このたびも更に「浦城」に会いに行ってきました。

タンクの表面にかけられている白い布を開けます。

香りは抑えられているようです。タンクの中の空気を手のひらで救い上げると濃厚な甘いフルーツの香りがします。重い香りがタンクの底に留まっているようです。

乳白色の液体の表面は相当固形化してきています。その隙間をぬって気泡が顔をのぞかせます。耳を澄ますとシャシャシャシャシャシャシャシャという細かい小さな息づかいが続きます。

安定してきたのかな。もう少しです。

がんばれ。がんばれ。美味しくなあれ。

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